ご挨拶
新年おめどうございます。
2025年も世界の各所で自然災害が多発しています。自然災害の主たるものは地震、台風と豪雨によるものであり、公共インフラから住宅までその強靭化は緊急の課題です。今年は、南海トラフ地震の発生確率が見直され、その発生は切迫しています。昨年の能登半島地震では、液状化によって甚大な被害が発生しました。自然災害の予測・対策やインフラ設計では液状化に対する強さを予測することが重要であり、種々の方法が用いられてきました。特に地盤の液状化を含む予測・解析において詳細な予測が可能な数値シミュレーション手法が発展してきました。この方法は、1995年の兵庫県南部地震や2011年の東日本大震災以降解析ツールとして定着しております。将来の巨大地震などの地震や豪雨災害などへの備えを行うにあたり、解析ツールの重要性は増しています。本解析ツールは、河川堤防などの土構造物の浸透・越流破壊問題、洋上風力発電などエネルギー施設を含むインフラ建設・再構築問題にも対処できる解析法となってきています。研究所メンバーは、ユーザーの方々とともに今後も課題解決のため液状化解析法の研究開発に邁進します。よろしくお願いいたします。
令和8年1月
一般社団法人 LIQCA 液状化地盤研究所 代表理事 岡 二三生
